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和室でのお茶の出し方や作法をわかりやすく解説!

最近の都市部の住宅は

畳を敷いた和室が減ってきていますが、

地方の旧家に出かければ、

立派な床の間のある座敷が今でも残っています。

9月17日吐月峰紫屋寺 茶室 パノラマ写真(1) 3.1M(800)

こういった伝統的な和室で、

素敵な身のこなしでお客様の

おもてなしをできたら素晴らしいですよね。

和室にお客様をお迎えし、

お茶でもてなす際の作法や

注意点についてまとめてみました。

襖の開け閉めは座って  

まず、和室に入室する際は、

正座をしてから襖の開け閉めをします。

立ち上がって部屋に入ってもよいですが、

すぐに襖を閉めるなら、

そのまま軽くげんこつにした両手を前について、

にじって入ってもよいでしょう。

虚静

そして、襖の方に向き直り、

お客様が真後ろにいる場合は、

お尻を向けないように

体の角度を変えてから襖を閉めます。

お客様は床の前に

床の間がある場合は、

その前が上座ですので、

上客に座っていただきます。

ご挨拶は畳の上で  

お客様と正対する位置まで進んだら、

亭主は正座して挨拶をします。

客も一度座布団を外して亭主の挨拶を受けます。

一通りの挨拶が終わったら、

座布団をお客様に勧めましょう。

なお、座布団は、縫い目のない

「輪」の部分が正面(座った時の膝の下の位置)

になるように、置いておきます。

まず、お茶菓子を

お茶菓子を出す場合は、

お茶を出す前に菓子からお出しします。

銘々皿に乗せて、菓子が左側、

茶碗が右側の位置になるように置きます。

お茶を入れる

茶碗を湯で温めて、湯を空けたあと、

急須から茶碗の7分目の分量まで茶を注ぎます。

お茶を注ぐ時、茶托はお茶碗から外しておきます。

お茶が溢れてしまった時に、

茶托が汚れてしまうことを防ぐためです。

お客様にお出しする際に、茶托に乗せてお出しします。

他の部屋でお茶を入れて運ぶ時も同様、

茶碗と茶托は別にしてお盆に乗せて運びます。

お客様のいる部屋に入ってから、

お盆を一度置いて、

茶托と茶碗をセットしてお出しします。

上座のお客様からお茶を出します。

絵柄がある茶碗は

絵がお客様の正面に向くように置きましょう。

 

美味しいお茶を入れよう  

緩いお茶が出てくると

「お湯を沸かす暇もないほど忙しいのかしら・・」

と余計な心配をしてしまいますし、

かといって、茶碗が持てないほどの熱々のお茶も困りものです。

お茶は、適温で濃さも丁度よい加減でお出ししたいものです。

美味しいお茶のいれ方を、日頃から練習しておきましょう。

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お茶の入れ替えはお客様の様子次第  

お客様のお茶が少なくなったなと感じたら、

お茶を継ぎ足すのではなく、

入れ替えて温かいものを出す方がよいと思います。

ただし、「お茶を替えましょうか」というのは、

「そろそろお帰り・・」と促すという意味もあるので、

タイミングや言い方には注意が必要です。
 

一方で、親戚のおばあさんに、

「東京はどの家でもお茶を一杯しか出してくれなくて、悲しかった」

と言われたことがあります。

そのおばあさんの住む地域では、

お客様のお茶碗には、

常に並々とお茶が入っているよう、

どんどん注ぎ足すことが礼儀なのです。

お客様にとって受け取り方が違うので、

お茶の入れ替えや注ぎ足しは

臨機応変の対応が必要ですね。

 

お客様の様子に適ったにおもてなしを  

石田三成は、狩りの帰路の秀吉にお茶を出した時に、

1杯目は喉が渇いているだろうから、

ごくごくと飲めるようにぬるめのお茶を出し、

2杯目、3杯目はゆっくり飲んでもらえるよう、

だんだんに熱いお茶を出したという故事があります。
 

「おもてなし」には、決まった作法があるわけではありません。

お客様の希望をかなえて差し上げることが第一。

お客様の様子を見ながら臨機応変に対応することが、

最高のもてなしになるはずです。

三成のおもてなしを、お手本にしたいですね。

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