スポンサーリンク

茶事の着物の色や選び方

ある程度茶道の経験を積むと、

茶事のお招きを受けることがあるかもしれません。

初心者でも先生のお宅の茶事に出ることになって、

さてどうしよう!

一番の心配事は着物ではないでしょうか?

20100523213228f2f

どんな着物を着ればよいの?

そもそもお茶事はお茶会とは違うの?

そんな疑問にお答えします。

 

茶事とはなんでしょうか

464f109c982ea3e6911f1d9c7b05b4d8

「薄茶一服とお菓子」でもてなす

簡略的なものは「茶会」で、

神社や寺院、市区町村などが主催の

お茶会などを大寄せの茶会といいます。

一般に公開されてたくさんの人が参加するものや、

会員制をとって人数を集めるものもあります。

これに「懐石と濃茶」をお客に提供する

小人数の茶会は「茶事」「お茶事」と呼ばれます。
つまり、正式なお茶会、ととらえれば良いでしょう。

時間も4時間はかかるものですから1日がかりです。

100108p10000004

正式なお茶会なので、当然、着物の選び方も

それに見合ったもの、であることがのぞましいですね。

お呼ばれしたら、忘れてはいけない「前礼」

この正式なお茶会である茶事は通常、

書状で案内状が届きます。

それを承諾する場合には

茶事の前日までに亭主を訪ねて、

あらかじめお礼を伝えます。

これを「前礼(ぜんれい)」といいます。

手紙や電話でも大丈夫ですが、

できれば手書きで便せんに

筆ペンや万年筆で書きましょう。

本当は毛筆が良いのですが

初心者にはなかなかハードルが高いですよね・・・

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

とにかく、心をこめて丁寧に!

季節の挨拶から始まって、

こちらの事情(初めての茶事であることなど)も

お伝えしておくとよいかもしれません。
お茶事はもう、ここから始まっているのです

お茶事は季節に応じて催されます

日本には独特の美しい春夏秋冬の景観があります。

年中行事は「歳時」としてきました。

茶道においても歳時と共に

茶事は一年を通じて行われます。
ということは季節に応じた茶事によって

着物も使い分けることが必要になってきます。

ではその茶事、どんなものがあるのでしょうか・・

お茶の世界では11月の初旬の立冬、

お茶室の炉が開き、

春に摘まれた新茶を茶壺に蓄えておき、

その口封を切って使い始める

「口切(くちきり)」が

新しい年の始めとされています。

つまりお茶の世界ではお正月にあたります。

このとき、「口切の茶事」が催されるのです。

EJZSieUz

他にもさまざまな茶事があります。
冬の夕方から夜長を楽しむ

「夜噺(よばなし)の茶」
寒い冬の夜明けを楽しむ

「暁(あかつき)の茶」

5月に立夏になって

炉が風炉にかわる

「初風炉(しょぶろ)」の茶事

10月の秋の深まるころ、

残り少なくなったお茶や冬へと向かう

自然の美しさを味わう

「名残(なごり)の茶」の茶事

このように美しい日本の季節の節目

多くの茶事があるのです。

名前だけ挙げてみても風情があって素敵ですね・・

2007.2usucha-1

茶事の着物の選び方は?色は何を選べばいいの?

先に挙げた「口切り」は年中行事としては

最も重いものと考えてよいでしょう。
男性の場合は礼服として

「十徳(じゅっとく)」という着物を着ます。

灰色の羽二重に紺青の角帯、

藍鉄色の半衿、白足袋。

正装の紗(しゃ)や絽(ろ)の黒の十徳です。

女性の着物もそれに釣り合う五つ紋付きになります。

しかし留袖のような派手な模様物ではなく、

色無地や江戸小紋の五つ紋付きに比翼をつけて、

厳粛な場にふさわしいものにします。

葡萄鼠、伽藍色など抑えた色見が良いでしょう。

銀鼠地に藍を含んだ地などは

慶弔両方に使えるような色目です。

140998354562586109225_140821_1

「夜噺」では暗くなりすぎないもの、

帯に淡い色を合わせて明るさを出します。

ろうそくの灯火に青鼠色、

多彩な色糸が深みを出す

無地などが夜噺に合います。

「初風炉」では爽やかに、

軽やかに端午や菖蒲の節句に寄せて

招かれるのも楽しみです。

紫や青磁色、緑黄色などが明るくすっきりとします。

「炉開き」は「口切り」に次ぐ大切な行事です。

新しい季節の到来を、晴れやかに装います。

ひかえめなとき色に派手めな袋帯を合わせたり、

若い人なら赤地の小紋、白地の友禅に紅白の帯など、

着物に合わせる帯によっても印象はかなり変わります。

この他にも「名残の茶事」では、

きらびやかな色柄よりも、

名残りにふさわしい侘びの取り合わせをするなど、

着物の色の選び方は

その場にふさわしいものでありたいですね。

季節に応じたお茶事があるように、

着物にも季節感を取り入れた自然への

侘び寂びの心が映されています。

お茶事に招かれたら、

着物を選ぶまたとないチャンスですよ!

家・土地を最高価格で売却する裏ワザ


家・土地を売った人の実に80%以上の人が

『比較』せずに不動産を売っています。

※家・土地の査定は
複数の業者間で『比較』することで、
査定額に1000万円以上もの差が出ます。

なぜこんなことが
起こってしまうかというと、

・親の急死でとにかく処分したかった
・親の遺産で不動産売却の知識がなかった
・どうやって売るか?知らなかった
・個人で売買の交渉をする自信がない

など、不動産売却の知識がないために
安く買い叩かれているのが現状です。

そんな時は、
『無料の不動産一括見積もり』オススメです。

ネットで申し込むだけで、

・かんたん入力で家・土地の値段がわかる
・自分で見積もりを取る必要がない
・信頼できる業者しかいないから安心
・査定経験がない女性や年配の方にも親切
・『比較』するから高額査定が期待できる

また下取り相場が見れるので、

『買い叩かれる心配がない』ですし、
価格交渉の引き合いに出す材料になります。

⇒1000万円の差が出る無料見積もりを試してみる




【関連する人気記事】

茶会
和比×茶美~茶道をもっと身近に~

コメント