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茶事で正客をお願いされたら?問答におすすめの例文を紹介!

茶事の正客をお願いされたら、あなたならどうしますか?
正客を勤める機会など、なかなか巡りあうものでは
ありませんから、是非、前向きに引き受けましょう。
正客として覚えておくべき作法と問答を、初座を中心に
流れにそって紹介します。

寄付き~向かい付け

茶室2

寄付きに客が揃ったら、
正客は全員に「よろしくお願いします。」と挨拶をします。
お互い打ち解ける為に、自己紹介し、不慣れで心配な点が
あれば、その旨を話してもよいでしょう。

その後、腰掛け待合に移動します。
迎付けでは、亭主とは黙礼のみで、言葉は交わしません。

初座の挨拶

席入り、席中の拝見が終わると、亭主が襖を開けて
礼をします。
正客は「どうぞお入りを」と必ず声をかけてください。
それまで、亭主は中に入れません。

続いて「今日はお招きありがとうございます。」
挨拶します。
時候の挨拶、旧知の間柄なら近況をお互いに尋ねましょう。
その後、次客から詰めまで順番に挨拶します。

詰めまで挨拶が終われば、正客は待合の掛物や莨盆、
本席の掛物等について亭主に尋ねます。

懐石の席で

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挨拶が終わると、炉の時期は炭点前から懐石へ、
風炉の時期ならばすぐに懐石の膳が運ばれます。

お詰めまで膳を運ぶと、亭主は
「どうぞ箸をお取り上げください」と挨拶して、
襖を閉めます。
正客は「頂戴しましょう」と声をかけ、
客同士で礼をして飯碗と汁椀の蓋を取りあげます。

暫くすると、盃台と銚子、続いて煮物碗が運ばれてきます。
運び出すうちに、煮物が冷めてはいけないので、

正客は「後は一緒にお持ち出しを」と声をかけましょう。

煮物が終わった頃、亭主は、飯次を持ち出します。
飯次に杓子が入った所で、正客は「おまかせを」
声をかけます。
亭主は、向きを変えて飯次を亭主に預けます。
続いて汁替えです。

席中での相伴を勧める

焼物鉢が運ばれ、再度飯次が運ばれてきたら、
杓子が入る所で再度「おまかせを」と声をかけます。
続いて、次の汁替えを勧められますが断ります。

下がり際に亭主から「勝手で相伴をいたします。」と
挨拶があるので、正客は「どうぞお持ち出しを」
席中での相伴を勧めます。
通常は、亭主は断り、襖を閉めて水屋に下がります。

八寸

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頃合いを見て、吸物が運ばれ、続いて八寸となります。
二献目で、亭主は正客に「お流れを」と声かけますので、
正客は「盃のお持ち出しを」と返答します。
亭主は「お借りしたい」と言うので、
正客は盃を盃台に乗せて渡します。

八寸が一通りすみ、亭主が銚子を持って正客に戻ったら、
「お納めを」納盃の挨拶をします。
続いて「お湯をお願いします」と声をかけます。

「鳴り物でご合図を」

湯漬けが終わり碗を清めたところで、正客が音頭を取り、
箸を盆に落として、亭主に食事がすんだことを知らせます。

膳が下げられると、風炉の時期は炭点前になり、
続いて菓子が運ばれます。

炉の時期はすぐに主菓子が運ばれます。

下がり際に亭主から「お菓子を召し上がったら、
腰掛にお出ましください」と声がかかるので、
正客は、「鳴り物でお知らせください。」と声をかけます。

後座、そして退出へ

客は退席し、腰掛けで待ちます。
鳴り物がなると、後座の席入りです。
濃茶、薄茶と続き、拝見が終わると、
茶事は一通り終わりになり退出となります。

退出前に、客と亭主は順にお礼の挨拶をします。
正客は、最後に客一同にはかり「これで失礼します。
お見送りはご無用に」と挨拶をし、
亭主が下がった後、退出します。

正客はまとめ役

挨拶の時を除いて、亭主に直接声をかけてよいのは
正客だけです。
他の客にも聞こえるように、少し大きめに声をかけましょう。

また、茶事の間も客全般の様子に目を配り、
何か不都合があれば、亭主に声をかけます。

正客は難しい役目ですが、亭主・連客と息を合わせて、
素晴らしい茶事を作り出すこともできます。
最初からうまくいく人はいません。
是非、場数を踏んで学んでいきましょう。

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