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茶筅を長く使うためのお手入れ方法とは?

 2016/03/05 茶道具
この記事は約 4 分で読めます。 8,485 Views
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茶筅は消耗品・・とはいいますが、高価なものもあり、
できるだけ長く使いたいものですね。
使い方、お手入れ方法を知って、茶筅を大切に扱いましょう。

茶筅の種類

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茶筅は抹茶を点てる時に使う、「泡だて器」のような形の道具です。
竹でできており、通常は白竹、
流派によっては、煙に燻されて茶褐色に変色した煤竹のものを使用します。
お正月には、切り出したままの青竹の茶筅を使うこともあります。

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細かい作業が続く茶筅作り

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茶筅が、どのように作られるかご存じですか?
茶筅の完成までには、細かい作業を積み重ねる必要があります。

まず、穂先となる部分の表皮をむき
根元から節のあたりまで12~24程度に割ります。
身の部分を削りとり、さらに細かく80本から120本に割ります。

穂先の部分を湯に浸して薄くなるように削り、
さらに、茶が付着しないように穂先を面取りします。

割った根元部分に糸を編んで縛り外穂を広げます
これにより、茶筅は内側と外側に二重の穂が出来上がります。
最後に、穂先をしごいて仕上げます。

使う前に

通常、茶筅は箱の底に糊付けされて販売されています。
茶筅を新たにおろす場合は、茶筅の底をしばらく水につけた後、
タオルでこすって糊をしっかり落としましょう。

茶筅の穂先は折れやすく、まれに、点てたお茶の中に入ってしまうこともあります。
茶筅通しで穂先を確認しますが、水屋で準備する際に、
穂先が十分に水を含んでしなやかか、
折れていないか、付着物がないかを確認します。

使用後

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使用後はぬるま湯を貼った桶の中で振って濯ぎ、
抹茶が残らないようによく洗います
落ちない茶は、手でこすりとり、その後、形を整えてから
水屋の腰板の竹釘にかけたり、茶筅休めに挿しておきます。

茶筅をそのまま立てておくと自然と穂先がすぼまってきますので、
茶筅休めに挿して穂形を整える方がよいでしょう。

茶筅休めと同様、茶筅をしまうために使うものに「茶筅筒」というものがあります。
ただし、こちらは、茶箱に茶筅をしまう時など、
茶筅の穂先をまとめてしまいやすくする為の筒です。
通常のお稽古では、茶筅筒を使用しない方がよいでしょう。

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茶事では新品を用いよう

茶筅を大切に長く使いたいからといって、茶筅に傷がつかないように、
しゃらしゃらとお茶をかき混ぜていたのでは、
美味しいお茶がたちませんよね。
点前の際は、茶筅は消耗品と割り切り、
美味しいお茶をたてることに集中しましょう。

茶筅は、お稽古では繰り返して使用しますが、
お客様を迎える茶事や茶会では、都度、新品を使いましょう。
爽やかな新品の茶筅でお客様をお迎えすることが、おもてなしの第一歩です。

茶筅の再利用

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大切に使っても、茶を点てるうちに、
茶筅の穂先はすり減ったり、折れたりしてきます。

茶を点てる役目が終わった茶筅は、捨てる前に、もう1度活躍してもらいましょう。
先を切りそろえれば、タワシの代わりに使えます。
また、茶筅を根元から割り、小ぶりな熊手のような形にすれば、
棗に入れた抹茶を整える際などに使えます。

最後はお礼の気持ちをこめて茶筅供養
使い終えた茶筅に感謝の気持をこめて供養する
「茶筅供養」の法要をする寺院もあります。

東京近郊では、池上本門寺、鎌倉建長寺、川崎大師などで、
毎年執り行われているようです。
残念ながら私は出かけたことがありませんが、
参列すれば、茶筅を始めとする茶道具への感謝の気持ちを表すことができ、
また、自分の稽古を振り返るよい機会になりそうですね。

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ライター紹介 ライター一覧

蒲生 はな

蒲生 はな

骨董マニアの父の影響で茶道を習い始めて10年以上お稽古を続けています。
しっかり父の趣味は受け継いで、お道具を鑑賞するのが大好き。

貴重な茶の湯の道具を追いかけて、日本全国の美術館・博物館に出かけています。

バラバラとした知識を系統立てようと、通信制の芸術大学で「和の伝統文化」を学んでいます。

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