茶会とは？
茶会にふさわしい服装は？
など茶会に関連するお話を以前にしましたが、
一番肝心なお金のことを今回はお話します。
茶会に参加するときの費用はどのくらい見ておけばいいのか、
自力でいくら考えても答えはでないから不安になります。
皆様の不安を少しでも払拭できることを願って、さあ始めましょう！
会費を払って参加する場合
例えば裏千家茶道会館で開催される茶会は、
ウェブサイトにも会費が明記されているので安心です。
そういった周知方法が増えてきたようで、あまり経験がない場合には助かりますね。
気軽な茶会の費用（会費）は7,000円くらいから10,000円くらいが相場ですかね。
一般的な茶会は10,000円から30,000円といったところでしょうか。
あ、ちなみに大寄せの場合もっと手離れがよくて、
費用もお手軽で5,000円以内で複数の茶席に入れる場合が多いと思います。
個人宅の茶会呼ばれの場合
自分が習っている茶道の先生のお宅での茶会の場合は、
会費が設定される場合が多いと思いますが、
一般的な茶会より多少高めかもしれませんね
本当にご招待いただく場合にはまず会費の設定はありません。
お招きいただくのに、会費があるのは常識で考えてもおかしいですよね。
後述するお包みが重要になります。
お包みは？
また新しい言葉ですね。
一般的にお包み（おつつみ）とは、祭事の際、
それを執り行う方に渡す金銭を指します。
のし袋に入れたお金ですね。
茶会の場合、御礼または御祝の用途でお包みを持参します。
相場は、、、。何ともいえません。
茶会の御礼は、5,000円から100,000円くらいまでと、茶会の格により幅があります。
大寄せの茶会ではお茶券を買えば、お包みはいらない場合も多いですね。
多くの場合は自分で判断がつかないものですので、
茶道の先生や自分より茶歴が長い方で同行する方に相談するのがよいと思います。
個人宅へお招きいただく場合も同様で、まずは他の方へ要相談ですが、
会費がないのですから、会費がある場合より
高額のお包みを用意するのは、いわずもがなですね。
お招きいただくときは、お包みの他に台
（お金ではなくて、いわゆるお土産のこと）をつける場合もあります。
主菓子や抹茶が一般的ですかね。
亭主が喜びそうなものがいいですが、あまり突飛になるのも何なので、
こちらもまず同行する方と相談してください。
袋の書き方は？
客として参加する場合には、もちろんお祝い用のし袋に、
「御祝」と自分の名前を書きます。
ちなみに茶会で水屋のお手伝いに入る場合には、
「御礼」と自分の名前を書きます。
水屋で茶事・茶会について勉強させていただくわけですから、
御祝ではおかしいですよね。
御祝、御礼とも複数で一枚の袋を使ってもよく、
その場合、名前は上の免状を持っている人のものから順に右から書いていきます。
XX社中一同と書く場合もあります。
お包みはいつ渡すのか？
大寄せの茶会の場合は、機械的に御礼を渡す場所があることも。
亭主の方が既知の場合は、すべて終わったあと、
水屋によって渡すということもありますね。
このあたりケースバイケースなので、これが正解というのはないです。
先生や先輩の所作に従いましょう。
個人宅へ招かれた、小間での茶会では、
茶室に入る前に、まず寄り付きに入って準備をするのですが、
終わったところを見計らい、亭主あるいは半東が白湯を持ってご挨拶に現れます。
そのご挨拶を受けるタイミングで半東に渡すことが多いと思います。
そのときに正客が正式に指名されますが、
全員のお包みを正客がまとめて半東に渡すのがスマートですが、
此れもケースバイケースで、招かれた客同士初顔あわせの場合は、
状況が変わりますので、茶歴が長そうな方をお手本にしましょう。
今回何度も「茶歴の長い方」や「茶道の先生」の所作を参考にする、
あるいは事前に相談する事をお勧めしましたが、まず最初は郷に従えば間違いなしです。
楽しんでくださいね！
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