みなさん、抹茶の保管はどうされていますか?
冷蔵庫・・・? 冷凍庫・・・? 常温!?
抹茶はデリケートなものという認識はあっても、
実際どうやって保管するのが一番良い方法なのかということが
わからないまま今まで来てしまいました・・・。
抹茶は保管方法によって色や味が変わってしまう
とってもとっても繊細なものですよね。
大好きな抹茶を美味しくいただくには、
やはり抹茶の保管から知らなくてはいけませんね。
そこで抹茶の保管方法について調べることにしました。
抹茶の保存は冷蔵庫がいい?
緑茶は高温、多湿、日光、空気、移り香に非常に敏感と言われています。
その中でも抹茶は変色や変質が早く、保管は要、要、要注意!なのです。
缶詰の場合は完全に密封されているため、
開封するまでは湿気、日光、空気、移り香は心配いりません。
しかし、高温には弱いので抹茶の保管は冷蔵庫で冷蔵保存するのが好ましいです。
そして、開封したら新鮮なうちに出来るだけ早く使い切るのが鉄則です!
開封後は移り香を防ぐために容器のふたをしっかりと閉めて冷蔵庫で保存します。
なるべく抹茶を空気に触れさせないように袋を二重にするなど徹底しましょう。
シーラーをお持ちの方は真空状態にするのがいいですね。
特に長期にわたって抹茶を保管しなくてはならない場合は、冷凍庫で保存します。
長期ではない場合は冷蔵庫でいいでしょう。
冷凍庫で保存していた抹茶は常温くらいになるまで戻してから開封してください。
冷蔵庫で保存していたものも同様です。
冷凍保存、冷蔵保存していた抹茶は湿気を吸いやすい状態になっています。
抹茶を常温に戻すことによって、結露を防ぎます。
湿気は抹茶の大敵です!
抹茶の常温保存はできる?
抹茶の保管は、冷蔵庫で保存または冷凍庫で保存がいいようです。
抹茶の品質は保管次第です。
常温で放置することは急激に品質の劣化を招きます。
抹茶はデリケートですので、冷蔵庫または冷凍庫で保管しましょう。
開封後の保存で抹茶の色や味は変わる?
開封前の抹茶は冷蔵庫で保存すれば大丈夫ですが、
開封後の抹茶の保存で色や味が変わってきてしまいます。
新鮮な抹茶は美しい緑色です。
新鮮であればあるほど、高級であればあるほど(上には上が・・・きりがありませんが。)、
鮮やかになります。
抹茶は茶園に覆いをすることによって葉緑素を増加させます。
特に高級なものはよしずにわらを振りかける「本ず」と呼ばれる覆いをするそうです。
それによって、美しい鮮やかな緑色になるのです。
しかし、抹茶の色は着色等は一切ない自然の緑色なので、
抹茶が古くなったり劣化したりすれば変色してしまします。
劣化が進むと、美しい緑色の鮮やかさがなくなり、色が赤っぽく変色してきます。
それとともに、抹茶独特の甘みのある香りも消えてきてしまします。
もちろん、味も落ちてきます。
抹茶の開封後は特に保管に気を付けたいですね。
適切に保管して美味しい抹茶を楽しみましょう!
抹茶の保管について調べてきましたが、
それによって抹茶ができるまでの工程も知ることができました。
抹茶は前年の番刈りから数えて、約1年の年月がかかるそうです。
生産者の方々が手間ひまかけて丁寧に作っているのですね。
そんな抹茶を購入した私たちは、
ありがたく抹茶をいただかなくてはならないとあらためて思いました。
デリケートな抹茶の保管は大変気を使うことでもあり、
慣れないと面倒に感じることもあるかもしれませんが、
美味しい一服の抹茶をいただくためには惜しんではいけない作業です。
抹茶を大切に扱い、適切に保管すること。
心を込めて、抹茶を点てること。
感謝をして抹茶をいただくこと。
全てが茶道の精神につながっていると思います。
一服の抹茶に込められた思いも味わいたいですね。
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