茶道をやっている人もやってない人も、着物を着る機会があったら
メイクはどうしていますか?
いつもと同じように?いつもより派手に?
実は着物のメイクのポイントは目元にあり!
ここでは着物を着てもばっちり決まるメイク術を公開します。
着物メイクにはアイラインとアイシャドウが必須です
着物を着た時のメイクについては以前にも書いたことがありますが
しっかりメイクをしていながら、上品であること
が絶対条件です。
つまり、派手過ぎでも控え目過ぎでもいけません。
この境目の重要なポイントがアイメイクなのです。
なぜ目元が大切かと言うと、着物の場合はある程度はっきりした色使いで
口紅を載せるからです。
着物の質感や色合いはそれだけで存在感があるので、
口紅が薄すぎると顔色が悪く見えて
表情がくすんでしまい、ぼんやりとした印象になってしまいます。
ですから、その口元が特に浮いてしまわないようにするためにも、
しっかりとしたアイメイクがないと、バランスが悪くなってしまいます。
演歌歌手や舞台で着物を着る役者さんの顔を見てください。
口紅、相当しっかりです。
目元、負けずにドン!ときてますよね。
つまりバランスを取っているわけです。
私達一般人が着物を着る場合、成人式やステージに出る時などを除けば、
やはり口元と釣り合いのとれるアイメイクは必ず必要になってきます。
アイラインとアイシャドウで、やり過ぎないように目元をはっきり、すっきりと
させましょう!
アイラインは
歌舞伎役者の隈どりみたいにガッツリ塗ってはダメ
アイシャドウは
ドレスを着る時のように華やか過ぎてはダメ
さらにいうと、
つけまつげは不自然なボリューム感とバサバサ感はダメ
この3点を守れば大丈夫!
アイラインはどれくらい?アイシャドウは何色を?
ごく簡単に言うと
アイラインは黒で太さ3ミリ程度まで、目尻を若干長めに
アイシャドウは肌に馴染む控え目なベージュやブラウンで
つけまつげを使うなら、全体のボリュームを出さずに長さを出すように
これは、けっこう気を使うメイクだと思います。
派手にしっかり塗る方が目力が出て印象が強くなりますが、万事控え目に上品に、と
なると肌の下地やファンデーションもきっちりしておかないと
うまく乗りませんからね。
また、年齢や着物を着るシチュエーションによっては、
アイシャドウの色合いは変えてもいいと思います。
振り袖なのにベージュでは地味すぎ!一生に一度の晴れ姿では
若さが全てを許容します。イマドキなメイクをする方が素敵です。
でも茶道のお茶会ならばやはり「しっかり上品」メイクにこだわってください。
忘れがちなチーク!
アイメイクは完璧、口紅も着物に合う華やかな色、ときて
忘れてはいけません、チークです!
これ、一番重要だともいえるかもしれません。
ファンデーションで美しく整えた顔の頬に色を載せて、
立体感を出します。
顔色が驚くほど明るくなります!
ただし、おてもやんにならないように!!
頬骨の一番高い部分、中央に丸く載せるのは、
若くて洋服である場合のみです。
若さの定義は人それぞれでしょうが。個人的にはこのチークの入れ方は
22歳くらいまでが限界かと・・・
チークの色は普段使いの色ではなく、少し明るめの
ピンク系、オレンジ系が着物には映えます。
ベージュを濃い目に載せると、顔全体が鋭角的になるので、
せっかくの着物ならば柔らかく、華やかな雰囲気にしていきましょう。
最後につけまつげについて。
風が吹きそうなくらい密集したつけまつげや
瞳が半分隠れそうな流れと長さのつけまつげは
やめておきましょうね。
目を大きくしたい時や、よりはっきりとさせたい時には、
まぶた全体ではなく、一部分につけまつげを使うだけで
ずいぶん印象が変ります。アイラインとの相乗効果で
素敵な目元になりますよ!
上品であることは、地味であるわけではありません。着物を着る機会があったら、
普段とは違うメイクを楽しんでくださいね。
コメント