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おもてなしの本当の意味と語源について

2013年に行われた東京オリンピックのプレゼンにおいて、

一躍有名になった「おもてなし」と「滝川クリステルさん」ですが、

どうも言葉だけが先行してしまっている気がするんです。

いや滝川クリステルさんが美人なのは認めますし、多才で知的で、、

いやそういう話ではなくて、、

正しく言葉が理解されず、世に広まると、

もはや、本当の意味での「おもてなし出来ないでしょ」

って話になってしまう訳でして、

いよいよ日本の未来に危機を感じ始めたので、

今日は日本人として押さえておきたい「おもてなし」の

語源についてお話ししてみようと思った次第でございます。

おもてなしの語源

お辞儀2

「おもてなし」という言葉は、

お客さんに対する待遇の事を意味しますが、

語源の由来は2つあります。

ひとつは、「表裏がない」で、

もうひとつは「モノを持って成し遂げる」 です。

「表裏がない」はそのままの意味で、

表裏の無い対応を心がけると言う意味です。

相手に対して表裏の無い心で、察し・思いやる気持ちを持って対応することですね。

「モノを持って成し遂げる」 は、

ここで言うモノは、物だけじゃなくて、気持ちも含まれます。

僕としては、ここの「成し遂げる」って言葉に注目して欲しいんですが、

意外と、ここについて何も触れてないんですよね。

語源が2つあるとか、思いやりが大事とか表面的な事は、

言われてるんですけど。

真のおもてなし

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で、僕の茶道経験を活かて「成し遂げる」について考えてみたいんですが、

この言葉聞いてどう感じるでしょうか?

いきなり質問かよ!って思われたかもしれませんが、

この言葉を聞くと、正直、重いと思うんですよね。

「成し遂げる」って言葉は普段あんま使わないですよね。

「いやーオレ昨日8時間睡眠、成し遂げちゃったよー」

とはならない訳です。

普通に生きてて「成し遂げる」機会ってそんなに無いと思うんです。

何か大きな目標を立てて、それを達成した時に、

この「成し遂げる」って言葉がでてくるわけじゃないですか。

僕が言いたいのは、

「おもてなし」っていうのは、言葉にすれば、

「相手を察する・思いやる」のひと言で終わるんですが、

奥の深さは無限大ということです。

つまり、「おもてなしには終わりが無い」ということ。

例えば、お茶のお稽古って、

お点前(お茶を点てる動作のこと)の稽古をするんですが、

これは動作の手順を覚えるだけではなくて、

お客さんに合わせてお茶の味を調整したり、出すタイミングを伺ったり、、

いろんなことに心を配らせ、その時の最高のもてなしをする練習なわけです。

これを受ける客も、見稽古として亭主の所作から、気配りを受け感謝する、

察する練習ですね。

亭主のおもてなしの心配りは、いろんなところにまで行き届いているもので、

お茶会なんかでは、庭の路地に塵が落ちていないのはもちろん、

木々の葉っぱ一枚一枚が丁寧に拭かれていたりします。

このような心遣いや、これらを見逃さず、察する事が出来るかどうかに、

日本人としての美しさがあるんじゃないかと思うのです。

「おもてなし」というものは、

相手によってもそうですし、その時の環境によっても様々なケースが考えられるので、

常に最善を尽くす、終わりが無い前提で取り組むことが必要です。

これを理解していないと、

表面だけが繕われた薄っぺらい「おもてなし」になってしまうのです。

忘れ去られた、おもてなしブーム

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オリンピックのプレゼンがキッカケで

「おもてなし」が2013年の流行語に選ばれましたが、

これを受けて

「おお、日本人の心おもてなし大事だよね、おもてなしするぞー」

ってなったと思うんですよね。

現に、テレビやCM、企業のキャッチコピーなんかでも

「おもてなし」言葉がよく使われてました。

けど今はもう。。。ですよね。忘れ去られたおもてなしブーム。。

いや滝川クリステルさんは頑張ってくれました。(上からw)

あれがキッカケになって、日本の文化を見直す第一歩になったのは確かです。

大事なのはこれを受けて、これからどう振る舞うのか?が、

2020年にオリンピックを通して、

日本が日本人らしさをアピールできるかどうかに関わってくると思います。

どうせやるなら、ホンモノの「おもてなし」で、

各国からの客人を招きたいと思うんです。ぼくは。

ホンモノの「おもてなし」ができるようになれば、

コミュニケーションの質が上がり、

自分の生活にも良いリズムが出来ます。

家族や友達、職場でも「おもてなし」の輪を広げていきたいものですね。

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