茶道の稽古から帰ったら、自宅でお点前を再現してみましょう。
次の稽古日までに押さえておきたい練習ポイントがいくつかあります。
自宅で稽古する方法を紹介しましょう。
茶道の点前を自宅で稽古する ①服紗さばき
茶碗や茶筅といった道具を使わないでできる稽古としては
まず服紗さばき。
服紗一つあればどこでも練習ができますね。
流れるような動きできれいに折りたたまれる服紗を初めて見た時と
自分でやってみてさっぱりまとまらない乱れた服紗を比べて
見た目よりずっと難しく感じる服紗さばき。
ちり打ちの音が、モソッ
としか鳴らなくて意地になって練習したものです。
表千家では男性は服紗さばきのたびにちり打ちをしますが、
女性は音をたてるのは最初だけです。
男性と女性の点前の違いについては、こちらの記事でも紹介していますので
ご覧になってください。
服紗さばきだけでなく、
腰紐やベルトなどを利用して、とったりつけたりする練習も
お忘れなく。
茶道の点前を自宅で稽古する ②茶道具を使ってお茶を点てる
茶筅と茶碗があればお湯を注いで抹茶を点てる練習ができます。
柄杓や釜が無くても、ポットを使えば大丈夫。
以前にも自宅稽古の道具について書いていますので、こちらも参考にしてくださいね。
先ほど述べた服紗で茶器や茶杓を拭く動きの確認も練習できますね。
抹茶の缶を替わりに茶器に見立ててもOKです。
自宅での稽古の方法は、こちらでも紹介されてますので
参考にしてください。
茶巾で茶碗を拭く動きも大切です。
お稽古で高価な茶碗を拭くとき、緊張して
怖かったことがあります。さらりとした動きで
しっかり拭いて清めましょう。
最低限必要なお手軽なセットなどを使ってみても良いと思います。
何度もお茶を点てると、その時の気分や集中の度合いで
味が変わってしまうので、何度も繰り返しておいしいお茶を
点てましょう!
気温や湿度によってもお茶の風味が変わります。
時には抹茶をいくつか買って、味の違いを知るのもいい勉強になりますよ。
抹茶の種類やお値段についてはこちらでも紹介されています。
茶道の点前を自宅で稽古する ③茶筅通し
抹茶が自宅に無い時でもこれは練習できますね。
茶筅通し。
茶筅をあらため、清める一連の動作です。
抹茶を点てるのに絶対必要なのが茶筅。
奥の深い茶筅のお話はこちらでもどうぞ。
こんなセットがあるととても便利ですよ。
茶道の点前を自宅で稽古する ④身体全体の動きの確認
自宅に和室がなくても、畳があると思って道具を持って
茶室に入る練習もしてみましょう。
正座を美しく、お辞儀を完璧にキメる!
これができれば、周りもお!と見直してくれます。
姿勢、目線、お辞儀のテンポ。
実はこれ、とても個性が出るんです。
せっかちな人はやはりせっかちなお辞儀をします。
体幹がしっかりしている人は、座る時や立つときに
上体がぶれずに静かで美しいですね。
道具を持って歩く、道具を置く、という一連の動作の確認は
とても大事です。茶室に入ってきたときからその人の醸し出す
雰囲気が部屋全体に広まりますから。
時間があれば着物を着て練習するのがいいですね!
なければ浴衣でもいいのでは?
洋服でやる所作と感覚が違いますから、得るものが大きいですよ。
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