紬の着物はいつ使うの?
茶道をしていると着物を着る機会に恵まれる
というのが魅力の1つですよね。
かくいう私も、茶道を習いはじめたきっかけは
タンスの肥やしになっている母の着物を着てあげよう!
というのが動機でした。
それまで着物なんて七五三、十三参り、
成人式くらいにしか着たことがなかったので、
着物って素敵だけど暑いし動きづらいなぁって思ってました。
それでも着たい!というのが女心なんですけどね。
着物についてまったく知らないまま
茶事で着る機会が増えていくのですが、
着物ってたくさん種類があるんです!
その中でも私が次に欲しい着物、
それが紬の着物なのです。
紬の着物ってどんなもの!?その魅力は!?
紬(つむぎ)とは、糸の段階で様々な色に染められ、
その糸を組み合わせて織っていくという作り方の着物です。
代表的な3代紬といえば大島・結城・塩沢ですね。
私の茶道の先生がお稽古で大島紬を
着ていらっしゃったことがあり、
カジュアルなのに着物のこなれ感ありで
とっても素敵だなぁと思いました。
紬の魅力といえばなんといっても着やすく、
軽く、洒落ている「小粋」さでしょうかね。
着物好きの中には紬ファンというのは大変多いそうですよ。
知っておかないと恥をかくかも!着物のルール
大変人気もあり高級な紬の着物ですが、
使い方は普段着・外出着になるので、いくら高価な紬でも
結婚式や茶会などの正式な場面では着用しません。
茶道のお稽古や友人との気負わない
食事会などに着ていくとかっこいいですね。
また、基本的なことですが、着物というのは
一年通して着れるというものはありません。
夏着物は6月・9月に単衣を、
7月8月の盛夏には薄物を着用します。
この薄物というのが着物の中で
最も透け感のある絽の着物になります。
紬にも夏紬というのがあるのですが、
薄物にくらべ透け感が少ないので、
着用する時期は6月初旬と9月半ばくらいが適しています。
着物のルールというのは
着ない人には全然分からないのですが、
着る人にはすぐ分かってしまうので
私もいつも気を付けなきゃいけないなと思っています。
迷ったときは茶道の先生や
詳しい友人に確認するようにしています。
紬を粋に着こなす髪型ってどんなの?
紬を粋に着こなす際の髪型ですが、
着物の美しさの1つでもあるうなじあたりを
見せた方がやはり素敵だと思います。
紬はフォーマルより少し衣紋を抜かず
詰め気味にするとかっこいいので、
ショートヘアの人は軽く髪を整えるだけで、
長い人はサッとカジュアルにまとめて
かんざしを一本差すくらいが
やりすぎない洒落たかんじを出せると思います。
フォーマルより盛りすぎず、
自然でこなれた感じにセットしてみると
紬によく似合い、素敵だと思います。
私は先日一目ぼれした白の玉かんざしを1本買いました。
私が着物で出かけるのは茶事くらいなのですが、
茶事では基本的に髪飾りは付けません・・・。
紬の着物を手に入れた際には
この玉かんざしを差して小粋に町を歩いてみたいと思います!
着物を着るようになると興味が出てくる紬の着物。
紬の魅力を最大限引き出すお洒落な着こなしをしたいものです
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