「社会人の第一歩は礼儀作法から・・」とはよく言われること。
社会人として経験を重ねても、礼儀作法に自信があるということは
意外と少ないのでは?
先生について、一から学びなおしたいと思うことがありますよね。
礼儀作法とは何か?どのように習うのがよいか、
私なりに考えてみました。
そもそも礼儀作法とは?
礼儀作法の「礼」とは、感謝・思いやりなど、
他人への心遣いのことです。
相手を敬い、思いやる心があっても、それが動作で表現されないと、
相手に通じないですよね。
「ごめんなさい」と口では言いつつ、ふんぞり返っている人には、
「本当に反省してるの?」と言いたくなります。
礼儀作法とは、相手に対し思いやりを表現することを目的に、
美しさの要素も加味して考えられた動作の決まりごとなのです。
身につけておきたい作法
何事も基本動作から身につけたいものですね。
立つ・座る・お辞儀するといった日頃の動作が美しい人に会うと
「素敵だな」と思いますよね。
私も茶道のお稽古をしてから、仕事上でのお辞儀や振る舞いに
自信が持てるようになりました。
次に覚えておきたいのは、食事の作法でしょうか?
恋人の食べる姿を見てがっかり・・という話はよく耳にします。
食事の作法は、美しいだけでなく、美味しく食事をいただく事にも
結びつきます。
美しい食器の扱い方、食べ方を身につけましょう。
そして、おもてなしの作法も、是非、身に付けましょう。
目上の人に限らず、親しい間柄でも、
おもてなしは気を遣うもの。
家にお客様を招くと考えるだけで気が重くなる・・
という人も。いるのでは?
おもてなしの作法のポイントを押さえておけば、自信もついて
楽しい時間を過ごせるようになるでしょう。
礼法教室が一番の近道
礼儀作法を身につけることを一番の目的とするならば、
間違いなく、礼法教室が一番の近道です。
室町時代より続くと言われる小笠原流礼法の教室では、
基本動作やおもてなしの方法はもちろん、
冠婚葬祭時のマナー、手紙の書き方なども学習できます。
他にも、着付けとともに礼法を教えている教室、
水引の結び方、紙の折り方などを学ぶ折型とともに
礼法を習う教室などもありますよ。
幅広く礼儀作法を学べる茶道
「●●道」と名の付く、日本の伝統的な習い事は、
「礼に始まり礼に終わる」と言われますね。
日本の伝統文化に関わる物ならば、どんな習い事でも
基本となる礼儀作法を学ぶことはできると思います。
中でも、私がお勧めするのは、茶道です。
茶道は、「おもてなしの総合芸術」とも言われるものですから、
お稽古を通じて、総合的に礼儀作法を身に付けることができます。
実際、私も茶事まで一通りお稽古したところで、和食の頂き方、
「おもてなし」の為の心構え、お客様を迎える為の準備など
幅広い作法を身に付けることができました。
そうすると、日頃の食事の頂き方や、お客様の招き方、
そして、会社でお客様を迎える際の準備の仕方まで
変わってきた気がしています。
習得した礼儀作法は実際に活用!
稽古を通じて礼儀作法を身に付けたら、是非
実際の仕事や生活の場でも活用してみてください。
礼儀作法を身に付けると、立居振舞いに自信が生まれ、
気品ある美しい姿に変わってきます。
但し、その礼儀作法が、形だけのものになってしまっては
致し方ありません。
礼儀作法の基本は、相手を思いやる「心」。
心のこもってない作法ほど、相手に冷たい印象を
与えるものはない・・とは思いませんか?
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