いつも本当にお世話になっている茶道の先生に心を込めた贈り物をしたい、と思うのですが、
親しくさせていただいているあまり、
こちらが良かれと思ってしたことが逆にご迷惑になってしまう・・
贈り物にはコワイ部分があると思います。
私の若気の至りのエピソードを交えながら、
一般的な贈り物のランキングを参考にして先生へのお礼の贈り物を見ていきましょう。
これからの季節のお中元にぴったりのものが見つかるかもしれませんよ。
茶道の先生への贈り物ランキング№1
現金です。
これをおいて他にはないでしょう。
とはいうものの、先生によって考え方も違うので
現金はお受け取りにならないところもあるようです。
一般的に茶道では特にお歳暮やお中元では現金は一カ月分のお月謝代と同額を
お渡しするようです。
贈り物ランキング№2
季節の果物・食べ物です。
夏の終わりに両親の住む海で解禁になったばかりの
伊勢海老を持参しました。
伊勢海老は2尾でしたのでご夫妻で食べるにはちょうど良い量です。
(体の大きさに比して食べられる箇所は極端に少ないのが伊勢海老です)
これはもちろん生きたまま、直接お稽古に持参して手渡ししました。
生きた伊勢海老は珍しいので、大変喜ばれました!
と自分では思っていますが。
ふだん手に入らないもの、季節限定の食べ物などは
茶道の先生に限らず喜ばれるものだと思います。
しかし伊勢海老のさばき方にはコツがありますし、
動く伊勢海老に包丁を入れることができない人もいるでしょう。
私の先生は嬉々として(と私には見えました)受け取って下さったけれど、
これはお中元としてギリギリのラインだったか、と思い出します。
贈り物ランキングNo.3
洋菓子です。
ふだんのお稽古では当然和菓子を使いますし、和菓が常にそばにある生活をされている先生が
喜んでくださるものが、洋菓子です。それも季節限定や○○駅限定販売、
あるいは海外のめずらしいお菓子などは目新しさもあいまって喜ばれることが
多いですね。この場合もなるべく日持ちするものを選んでおくと良いでしょう。
贈り物ランキングNo.4
お酒・ジュースです。
お酒が好きな先生、またはご家族がいらっしゃるととても喜ばれますね。
たいてい数カ月は日持ちするので贈る方としても気が楽です。
お酒が苦手な方にはジュースやコーヒー、紅茶も人気です。
特徴ある銘柄、こだわりの逸品など、内容にも気を遣うと
感謝の気持ちも良く伝わるかもしれませんよ。
贈り物ランキングNo.5
カタログギフトです。
お好きな商品を先生ご自身に選んでいただく、一番安心かつ
安全な贈り物ですね。個人的にはそこに’個性’や’思い’が
感じられにくいのではないかとも思うのですが、お稽古を初めて間もない人
などがお中元として選ぶにはよいかと思います。
心をこめるお礼こそが一番
言い訳じみてしまいますが、物の良しあしはともかく、
私としては何としても日頃の感謝を込めて
最大限のお礼がしたい一心だったのです。
それを物に表すことのなんという難しさ。
その意味では現金というのはある意味一番無難で、
一番先生のお役に立つものとしてはやはりランキング1位といって良いのかもしれません。
夏になると帰省や旅行で地方の珍しいものが手に入るかもしれません。
それをお土産にしてお渡しする方は周りにもたくさんいらっしゃいます。
お歳暮に比べるとバラエティに富んだ品物を選ばれる方が多いように思います。
私の先生が喜ばれるお顔をされたのが、
何年かぶりに咲いたから、といってお弟子さんが一輪持ってこ来られた時。
それとお孫さんがおばあちゃんの為に、と道端に咲く花を持ってきた時。
そこにあるのは先生に対する限りない思慕です。
それを贈り物に込められたからこそ、先生も心から喜んでいたのだと思います。
お歳暮との性格の違い
一年を締めくくり、その年にお世話になった先生への贈り物となると話は少し違ってくるかもしれません。
これもそれぞれの先生や茶道教室のカラーがあるので一概には言えませんが、
私は現金と日持ちのする食べ物を添えてお渡しします。
間違っても生きた伊勢海老などはあり得ません!
連名で現金をまとめてお歳暮にするところ、個人でお渡しするところ、
とさまざまですが先にも述べたように、お歳暮にしろお中元にしろ
それには先生への心からの感謝を込めて。
先生にその気持ちが伝わると良いですね。
お中元、「生き物」はもうやめておこうと思います。
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