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竹の蓋置きとは?茶道でどう使うの?

茶道具
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お稽古を始めたばかりの頃、

よくやってしまう間違いってありませんでしたか?

私は濃茶と薄茶の茶筅、炉と風炉の湯杓、

竹の蓋置と焼物を間違えて持っていったりしました。

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お点前によってお道具が変わったり、

季節によっても変わったりするので、

始めの頃は良く間違えていました。

そんな間違えやすいお道具の中でもわかりにくい、

竹の蓋置について調べてみました。

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竹の蓋置きとは

蓋置きは、釜の蓋を置いたり柄杓を置いたりするためのお道具です。

蓋置きには色々種類があって、

唐銅、金属、焼物、竹でできた蓋置きがあります。

蓋置きはもともと、

台子皆具のひとつとして唐銅のものを使っていました。

時代とともに侘びたお点前が主流になってくると、

それに合わせてお道具の材質が変化していき、

象牙の茶杓が竹になり、台子が軽く小ぶりな棚へと変化し、

蓋置きも唐銅から焼物や竹へと変わっていきました。

もともと、漆塗りの竹の蓋置は存在していたようですが、

切ったままの加工なしの竹の蓋置をお点前で使ったのは

利休が最初と言われています。

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利休の師匠である武野紹鴎が水屋で使っていたのを見た利休が、

お点前の道具として用いたのが始まりのようで、

竹の蓋置きは、青竹、白竹、ゴマ竹、

しみ竹など竹の持ち味を生かした蓋置きがあります。

置いた時に竹の節が上にくるのが風炉、

節を下げて切っているのが炉、

節がない吹貫は風炉と炉とどちらにも使用できます。

竹には小さな空気穴が開いていて、

これがないと釜を置いたときに、

竹と釜がくっついて離れなくなります。

穴が開いていてもたまにくっつきますね。

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青竹と白竹

竹の蓋置には青竹と、

油をぬいて乾燥させた白竹があり、

青竹は「引切り」と呼ばれ、

本来切ったばかりの清々しいものを使います。

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青竹は切るとどん色が落ちていくため、

お茶事の直前に用意して使い捨てにするものですが、

お稽古で使っている青竹は、

加工してあるので何回も同じものが使えます。

恥ずかしながら、

私は青竹の性質について知らなかったので、

お稽古用のあの青々しい青竹の蓋置は切ったままの竹だと思っていました。

ある日お茶事の前に、

先生と先輩が竹林から切ってきた青竹を

「お茶事までに日があるから、

くるんで冷蔵庫に入れておけば持つかもしれない」

と話していたのを聞いてビックリした記憶があります。

反対に白竹は青竹の油を抜き乾燥させているため、

そのまま長く使えるものなので、

この白竹の蓋置きにはお家元の花押が入っているものもあります。

青竹は切ったばかりの

新しく清らかなものなので新年にふさわしく、

白竹はいわば古い竹ですので、

中置き頃の侘びた季節にふさわしいようですが、

その時期しか使えないわけではありません。


竹の蓋置はどう使う?

恥ずかしながら、

竹の蓋置を使う時とそうでない時の使い分けが

はっきりと自分の中で整理できていません。

『竹の蓋置きは、

釜と風炉以外のお道具を水屋から運び出して行う「運び点前」の時に使います』

とはよく言われる説明ですが、

私は「運び点前の時に竹の蓋置」がピンとこなくて、

「棚を使わない時は竹の蓋置」と覚えていました。

水屋からお道具を運びだして行うのが「運び点前」だとすると、

ほぼすべてのお点前が「運び」になってしまうのでは?と思ったからです。

基本的に棚を使うときは、

竹の蓋置は使いませんが、

地板のない棚を使うときは竹の蓋置ですし、

台子に準じる長板であっても二つ置きは白竹の蓋置きを使います。

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お点前によって、

またお道具によっても変わってくるので迷ってしまいますが、

いままで竹の蓋置のことを先生にたずねたことはありませんでした。

次回、お稽古の際にさりげなく聞いてみたいと思います。
今更何を言っているのかと怒られそうですが。

茶道を習っていると、

次から次へと知らないことがたくさんあることに気づきます。
茶道は死ぬまで勉強といいますが、本当にそのとおりです。

蓋置ひとつでも、

明確に説明できないことがたくさんありますので、

長く続けること、色々なお点前にチャレンジすることが

上達の秘訣ではないでしょうか。

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小梅

今までフラメンコ、アロマテラピー、英会話と色々な趣味を渡り歩きましたが、8年前、ようやく和のお稽古にたどり着きました。今まで日本に生きてきて、日本人としての礼儀作法、精神、そして日本文化の奥深さを何も知らずに生きてきたと軽くショックを受けました。

お茶の世界では、まだ卵の内側から殻をつついているくらいのヒヨコですが、これから、細く長く、お茶と付き合って行けたらなと思っています。

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