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茶室の柱に打つ花釘とは?用途や取り付け位置を解説

お稽古に行くと、いつも季節の野の花が生けられているのを見る

のが本当に楽しみです。

茶道を習うまで、道端に咲いているような花がこんなに愛らしい

とは気づきもしませんでした。

また、お花たちを引き立てる花入れも色々な種類があり、見ていて

とても楽しいですね。

花入れも床の間の色々なところに置かれたり掛けられたりしています。

その中でも、大変目立つ床柱に打ち付けてある花釘を中心に調べて

みました。

花入れの種類

季節の花を入れる花入れにも様々な種類があります。

床に置くもの、柱に掛けるもの、壁に掛けるもの、吊るすもの、

それぞれの花の特徴にあわせて花入れを選ぶことができます。

■置花入

床の間の床に置くタイプ。

真の花入・・・唐銅、青磁、赤絵など

行の花入・・・釉薬のかかっている瀬戸、京焼、萩焼、丹波など

草の花入・・・釉薬のかかっていない備前、信楽、丹波、籠、竹など

真、行の花入には、格に合わせた敷板を敷きます。

草の花入には敷板は置きません。

■掛花入

床の柱に打ち付けてある花釘にかけて飾るタイプ。

竹、籠、せとものなど

■釣花入

床の間の天井部分に取り付けてあるフック状の花蛭釘から吊るす

タイプの花入。

舟形、月形、釣瓶など

花入れの釘の種類は?

花入れを掛けるための釘は数種類あり、花入れを床柱に掛けるため

の釘は「花釘」、床壁のちょうど軸がかかるところに位置するのが

中釘(無双釘)」、床の天井から花入れを吊るすための「花蛭釘

があります。

また床の間の下地窓には「朝顔釘」、花ではありませんが、お正月

のしつらえである柳結びを入れるための「柳釘」があります。

花釘はどの位置に打つべき?

床柱に打ち付けて花入れを掛けられるように打つ釘です。

後入りの時、どんな花が入れられているかを見るのが楽しみの一つ

ですが、竹の花入れにちょこんと野の花が入れられているのもまた

いいですね。

花釘の位置にはこれといった決まった寸法がないようですが、おおよ

その見当として、落掛から床框の間、下から三分の二の位置といわれ

ています。

また、床框より3尺3寸から3尺9寸の位置とも言われており、その差

は6寸あります。

他にもいくつかの算出方法がありますが、その結果に一尺(3センチ)

の相違が出てしまい、それぞれの算出方法で結果が異なってしまいます。

花釘の位置は、床の間の大きさ、高さ、雰囲気や掛ける花入れの大きさ

によって決めるものであり、この寸法で打つということが言えないのが理由のようです。

掛軸の裏にある中釘

中釘はちょうど掛軸で隠れる位置にあります。

中釘の位置は、床の間の間口のちょうど真ん中、高さは花釘よりも

五寸から一尺ほど下げて打つとされています。

花蛭釘は床の天井に打つ

花蛭釘は、1間以上の床の間の場合、間口の4分の1の下座、

小間のように間口が狭い床の間の場合、間口の3分の1下座の床の天井

部分に打ちます。

床の間の奥行きのちょうど真ん中あたりを狙います。

朝顔釘にある工夫

床の間の袖壁にある下地窓に打ち付けてある釘で、朝顔を掛けたことから

この名前がついているようです。

下地窓の掛け蔓がしてある竹に、釘を打ち抜き通し、はずれないように

割足釘という先が二つに割れた釘を、両側に広げて留めるようになってい

ます。

小さな釘にも工夫と気配りがされています。

柳釘は柳の特性を考えて

柳釘はお正月のしつらえの結び柳を入れるための、竹の花入れを

掛けるための釘です。

床の間の下座、奥入隅の天井廻り縁の下端より9寸ほど下がった

位置に斜めに打ちます。

柳は上から下へカーブして垂れ下がる形になりますので、その際

柳が天井につかない位置にします。

無題4

こうやって見て行くと、床の間の中の花入れの釘だけでも大変多くの

種類があることがわかります。

おおよその目安となる寸法はありますが、自分の茶室の持つ雰囲気、

床の間の形状に合わせて周りと調和する位置になるように調節する

ことが大切なようです。

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