食籠とは
「食籠」って読めますか?答えは「じきろう」です。
茶道具の名前って難しいのが多いです!
私も始めたばかりの頃は音で聞いても「は?」と思うような物ばかりで・・・。
でも先生にどういう漢字を書くかを聞くとなるほどと思うものが多いです。
食籠は元々食べ物を盛る蓋付きの器ですが、
茶の湯では濃茶をいただく時の主菓子を
入れる菓子器として使用します。
円形・角形・重ね式と形は様々で、
基本的には風炉の時期には陶磁器を、炉の時期には漆器を用います。
食籠の扱い方は茶会でもお稽古でも席入りする際には
役に立つので知っておくといいです。
茶会でさらっと扱いたい!食籠の扱い方。
食籠はお客さんとして席入りした際に扱うことになります。
まず、正客に食籠が運ばれてきます。
正客は次客との間(縁外)に食籠を置き、「お先に」の礼をします。
食籠を自分の前に置き、「ちょうだいします」の礼をしたら、
懐紙を出し食籠を縁内に入れます。
食籠の上に乗せてある黒文字を懐紙にあずけ、蓋を開けます。
この蓋を開ける時に私はいつも蓋をどっちに置いたらいいのか、
扱い方の手さばきはこれでいいか迷ってしまいます。
まごまごせず綺麗な所作でササッと扱いたいのですが・・・まだまだです。
食籠の蓋にはつまみのあるものと無いものがあります。
つまみのあるものは、右手でつまみを持って
左手は左端に添えて開けるのですが、
年代物や繊細な作りの蓋でつまみを持つと
傷つける可能性のある時はこの限りではありません。
つまみの無いものは左右をそれぞれ両手で持って開けます。
蓋を開けたら、右手を下に少し立てます。
右手を離して左手の上を右手で取り、左手を離して蓋を返します。
ここで気を付けたいのはその蓋は自分の右側に置くことです。
それと、その蓋を伏せて置くのか、あおむけに置くのかということです。
蓋の裏に蒸し菓子の露がついていたりすると、
伏せてしまうと畳に露が落ちてしましますね。
こういう時はあおむけで置いた方が良いです。
蓋の表に美しい飾りや絵があって、あおむけにおくと
傷めてしまいそうな時は伏せて置く方が良いです。
次客以降は正客に従いましょう。
食籠の蓋を開けたら、懐紙に預けておいた黒文字で菓子を取ります。
黒文字は右手で上から取って左手で
下から添えるように持ち上げ、右手に持ち直します。
お菓子の取り方
お菓子を取る際は食籠に左手を添えて取るようにします。
菓子は手前から順に取り、
形をくずさないよう外側から取るようにしましょう。
使用した黒文字は懐紙の端で拭い、
食籠の蓋を閉めて(蓋の閉め方は開けた時の逆再生です)上に乗せます。
食籠を次客との間に置いて「送り」の礼をします。
まとめ
とまぁ、長々と書いてきましたが、
説明を聞いても食籠の扱い方は理解しにくいかと思います。
百聞は一見に如かず!茶会やお稽古の経験を通して
作法を身につけるのが一番の方法です。
私の先生がいつもおっしゃっているのですが、
茶道は「手なり」といって所作に無駄のないように
作法が決まっているので、身につければ
自然と手が動くようになるそうですよ。
コメント