茶道教室に通うにあたって、
1番気になるけど聞きにくいことといえば
「お金の話」ではないでしょうか?
実は私も、茶道教室って
”なんとなくお金がかかりそう” なイメージがあり、
興味はあるもののちょっと尻込みしていた節がありました。
教室形態や先生よっても差があるとは思いますが、
大体の相場はありますので事前に知っておくと安心です。
茶道教室のリアルなお月謝事情
近所の公民館や文化センターのチラシを見ると、
カルチャースクールのお月謝は
5,000円~7,000円程度が相場といえるようです。
初心者や中級上級といったクラスで
金額を設定しているところもありますが、
大体このくらいの幅です。
個人の教室は、はっきり言って先生によると思います。
茶道にはいくつかの流派がありますが、
この流派だからこの金額というのではなく
この先生はこの金額というかんじでしょうね。
ちなみに私の通っている教室ではお月謝は
月5,000円(お稽古は月3回)です。
それ以外の先生にお渡しするお金としては、
盆暮の挨拶にお弟子さんたちで各々2,000円を
出し合って代表者の方が品物か金券を送ってくれています。
また、初釜等の茶事ごとに
5,000円~7,000円ほどお包みしています。
私の周りにも聞いてみたのですが、
個人教室の相場としては、お月謝で
月5,000円~10,000円くらいだと思います。
お月謝は感謝の気持ちを込めて!
お月謝の渡し方ですが、
ここはやはり伝統文化である茶道、
細かい気遣いを心掛けてお渡しするようにしましょう。
まず、お月謝は新札でお渡しします。
お祝い・お礼等の事前に用意できるものは
新札でというのが礼儀作法を重んじる茶道にはありますので、
言われなくてもそうするのが通例です。
お月謝の「謝」は感謝を表していますね。
綺麗な新札で感謝の気持ちとしてお包みしましょう。
細かいと思うかもしれませんが、
普段からこの意識を持っていると他の場面でも自然に
相手に失礼のない立ち振る舞いができるようになると思いますよ。
お月謝袋の表書きはこれでいいの?
渡し方にも作法があります。
お月謝袋の表書きについてですが、
白無地の封筒袋に筆ペン等で「御月謝」と表書きして
月初めに渡します。
水屋料の場合は「御水屋料」と書きます。
先生によって月謝の方法は色々あると思いますし、
カルチャースクールでは振込のところもありますので
事前に確認しておいた方がいいですね。
私の教室では先生が用意してくださる
一年使い続けることのできるお月謝袋があるので
みんなそれを使っています。
水屋にある引き出しに全員の袋を常に入れてあり、
お金さえ忘れなければ月初めに
遅れることなくお渡しすることができます。
私が習い始めた時からこの方法で、
忘れっぽい私にはありがたいです。
渡す際には扇子を少し開いてお月謝袋を乗せ、
先生に正面が向くように返してお渡しします。
すると先生がお月謝袋を受け取り、
扇子を閉じてこちらに返してくれます。
まとめ
私もこれまでいくつか習い事を経験しましたが、
お月謝の渡し方まで細かく考えた事はありませんでした。
新札や月謝袋どころか財布から
裸銭を出して渡していましたからね(笑)
入ってみないと分かりづらい茶道の世界ですが、
お月謝の相場やどんな決まり事があるかなどを
少し知っておくだけで敷居は低くなるのではないでしょうか。
私も、今思えば茶道教室に通い始めてから知る
日本人の大人の常識はたくさんあります。
大事なことなのに学校では教えてくれない事、
大人になってから教えてもらってます!
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