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表千家の茶道の資格はどんなものがあるの?

はじめに

茶道 わびさび 教室 学ぶ 意味

英語検定やインテリアコーディネータ資格試験など、

日本には様々な資格がありますね。

 

仕事で役立つから資格を取るという方が多いようですが、

最近は「京都検定」といった趣味に関わる資格も増えているようです。

 

さて、茶道でも「資格」というものがあるのでしょうか。

改めて、私がお稽古している表千家の資格について調べてみました。

 

 

資格は「講師」と「教授」だけ

表千家の「資格」といえば 実は、「講師」と「教授」しかないのです。

一方、裏千家では、「資格制度」を設けています。

 

裏千家のホームページによると、資格制度は、

茶道の修道者としての習熟度を表すものとして、

平成12年に改定したそうです。

 

履歴書などで記載しやすいように一般的に使われる用語で、

初級、中級、上級(助講師)、講師、専任講師、助教授

という資格を設定をしているとのこと。

 

「人に教えることを認める資格しかないのよ」という表千家と、

「現代風に資格制度を作って細かく段階設定をしました」という裏千家。

こんなところに、考え方の違いが表れますね。

 

とはいえ、表千家でお稽古しても、

人に教えるレベルに到達するまでは何もないのか?

というと、そんなことはありません。

 

基本的に、お稽古を積んでいけば、

その段階に応じたお免状(「相伝」といいます)

を頂いていくことになります。これは、裏千家でも同じです。

 

茶道のお免状とは?

以前、全国展開している着付け教室で着付けを習っていたのですが、

そこでは、入学時に「入門コース3か月が終了すれば2級、

その後、本科が6か月で1級・・・」と

まず、カリキュラムの説明がありました。

 

講習→試験→資格取得というサイクルが出来上がっていて、

「目指すべきところ」と「そこに到達するための道筋」が示されていました。

しかし、茶道ではこのようなことはありません。

 

茶道のお免状は、「●●ができるようになれば」

「試験に合格すれば」頂けるというものではなく、

「その次の過程の稽古に進んでよろしい」という

「お許しをいただく」というものなのです。

 

 

表千家の免状(相伝)の種類

茶道 免状 趣味 資格

表千家では、お稽古を始めて暫くして、まず「入門」します。

その後は、修業課程に応じて、「習事」、「飾物」、「茶通箱」、

「唐物」、「台天目」、「盆点」の相伝が授与されていきます。

 

前にも述べた通り、「●●ができるようになれば」

頂けるというものではありません。

 

お点前を習得して熟練していくことが前提ですが、

茶道に対する理解の深さ、お稽古への姿勢や

人間性を含めて総合的に評価して、「次の段階の稽古に進んでもよい」

と先生が判断されれば、免状が頂けることになります。

 

手続としては、自分が直接、表千家に申し込むのではなく、

先生に取り次いでいただくことになります。

 

例え、「この人は、ものすごい優秀だから!」といっても、

3段階まとめて授与といった「飛び級」は許されず、

必ず、一段階毎に一定期間のお稽古を積む必要があります。

「講師」と「教授」の資格をとるには

話を元に戻して、表千家の資格「講師」と「教授」は、

どのような段階に進むと頂けるのか、

表千家茶道を習う方の全国組織である

「同門会」のホームページで調べてみました。

 

「講師」の資格は、先生が紹介者となり表千家に申請をします。

申請の条件は、同門会員であること、

唐物以上の相伝を受けていることの二つです。

 

「教授」の資格は、次の五つの条件のすべてが整った方に、

表千家から直接申請に関するお知らせが届くようです。

 

・同門会員であること

・盆点の相伝を受けて十年以上経過していること

・表千家への相伝取次を始めて十年以上経過していること

・教授者講習会の五課目を全て修了していること

・数え年五十歳以上であること

 

「教授」になるには、しっかりお稽古を積むだけではなく、

お弟子さんをもって教えている経験や人生経験も求められるということですね。

さいごに

前述の着付教室もそうでしたが、

最近は、仕事でも、趣味でも、「資格を取るために最短距離を一直線に進もう」

という習い事が多いようですね。

 

しかし、茶道の世界は、そうではありません。

一直線に進むのではなく、少し遠回りをしたり、

あえてよそ見をして見分を広め、

しっかりとした人間的な土台を作ることも求められます。

 

そうしてお稽古を重ねると、一つ、また一つと扉が開いて、

また違った世界が見えてくる・・・。

そういった楽しみが、茶道の素晴らしいところだと思うのですが、

みなさんはいかがでしょうか?

 

 

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